2008/3/25 火曜日
ポールスミス

ポールスミスの服飾は“ひねりのあるクラッシック”をスローガンとする伝統的な技術、仕立てと遊び心が共存する個性的なもの。その彼の感性は服飾の分野にとどまらず、ローバー社の小型車“Mini”の内外装をも手がける。
もともとはバイヤーだったポールスミスは、本来的な意味でのファッションデザイナーではなく、デザイン画は書かないのだそうだ。全体的なブランドのコンセプトやテーマを考えたりするだけで、実際に素材をセレクトしたりデザインを書いたりするのはアシスタントデザイナーたちである。多くのファッションデザイナーとは違い、社交的かつユーモアにあふれたビジネスマンなのである。
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そんな魅力あふれるポールスミスの生い立ちを誕生から現在まで、大まかではあるが追いかけてみよう。
- 1946年/イギリス、ノッティンガムでポールスミスは生まれる。
- 15歳の時に学校を自ら辞め、自転車のレーサーを目指す。
- 少年時代は自転車競技のレーサーを目指していたが、不慮の事故によりレーサーへの夢を断念する。
- その後17歳の頃、アートスクールの学生と親しくなり、芸術の世界に魅せられたことが現在の仕事のきっかけとなる。アートスクールの学生からの様々な仲介役の仕事を果たす日々が続く。
- 様々な仕事に手を伸ばした。様々な仲介から仕上がりまでの手配まで、とにかく積極的にこなしていった。
- 1970年/24歳の時ノッティンガムに「ポール・スミス・ショップ」をオープンした。この時から4年間デザインワークとビジネスを、実際の仕事の中で吸収していくことになる。そして、この頃から彼のデザイナーとしての生涯が始まる。
オープン当初は、マーガレットハウエルやKENZOの商品を取り扱っていたが、徐々に自ら手がけた商品も取り扱い始める。ブランド「ポール・スミス」の出発点ともいえるかもしれない。 - 伝統的なスタイルと、流行の先端であるストリートの感覚をうまく融合させたポールスミスのデザインによるメンズファッションが話題となる。また、彼の仕事ぶりも、ロンドンのファッション界で注目される程になっていた。
- ブラウンズ社が彼に注目し、オファーをかけた。彼はブラウンズ社の専属コーディネーター兼デザイナーとなった。ポールスミスはここでショップ経営を続けながら、ブラウンズ社のブランドデザインなどを手掛け、同社の発展に大きく貢献した。
- 1977年/ポールスミスが初めて自分のコレクションのショーをパリで開催。
- 1978年/ポールスミスはパリのホテルの一室を一週間借りて展示会を開催する。結果はあまりよろしくはなかったのだが、ポールスミス自身はこの時が本当の意味でのポール・スミスコレクションの誕生だったと述べている。
- 1979年/33歳になったポールスミスはついにロンドン・コベントガーデン初のファッションショップを開く。
- 1982年/ロンドンのアベリロウに、そして1984年には我が国日本の東京青山に、1987年にはニューヨークにショップがオープン。1989年にはイギリスの名門デパート「ハロッズ」に単独ショップを置いた。1982年にはロンドンのアベリロウに、そして1984年には我が国日本の東京青山に、1987年にはニューヨークにショップがオープン。1989年にはイギリスの名門デパート「ハロッズ」に単独ショップを置く。ここに、現在のポールスミスの基礎が完成したのである。
- 1990年/ターゲットを従来よりも年齢層を高くした「ポール・スミス コレクション」がスタート。イタリアを中心にした素材と縫製で「フレンチ・アンピレ」様式と呼ばれる上質なクラシカルスタイルを追求する。
- 1991年/英国産業デザイナー賞を受賞。
- 1993年/「ポール・スミス・ジーンズ」というジーンズブランドを発表。
- 1994年/「アール・ニューボールド」という工場名からとったカジュアルラインを発表。この年からはメンズファッションだけでなく、レディースファッションもポールスミスブランドの仲間入りを果たした。(ポール・スミスウィメン)さらに、エリザベス女王よりCBE勲章を授かる。
- 1995年/ロンドンで展覧会「Paul Smith True Brit」を開催。この展覧会は後々東京、神戸、福岡でも開催されている。同年、労働党の権下の文化・メディア・スポーツ・創造産業に関する特別専門委員会へ招かれる。
- 1998年/「GQマン・オブ・イアー」を受賞。
- 1997年/ローバー社のミニのデザインを手掛け、人気を博した。
- 2000年/ついに香水界にまで進出。(ポール・スミス・パルファン)
- 2001年/エリザベス女王よりナイト爵位(SIR)を授けられている。
- 2006年3月/日本初のメンズ・レディス複合ショップをオープン(Paul Smith SPACE)。
現在も尚ファッション界の巨匠の一人として業界をリードし続けているポールスミス。
これからの活躍にも大いに期待したいところである。
Filed under: ポールスミス概略 — admin 17:34:17

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